肉体的にも精神的にも大変です

私は個人の旅館でバイトをしていました。そのため、バイトが私だけという日もあり、かなりいろいろなことをやりました。昼間は部屋の掃除が中心でした。布団の畳み方や、掃除の仕方など一つずつ細かくチェックされました。家で掃除をするのとは全く違って、かなり神経を使います。そのおかげで今でも、家の掃除はきちんと丁寧に行うようになりました。食事の準備を手伝ったこともありますし、大きなお風呂の掃除もやりました。また、ちょっとしたお使いの用事を頼まれたりしました。私が住んでいる地域は、冬は降雪があるので、雪かきをしたこともありました。休日の方が忙しいので、イベントの時期に駆り出されたりもします。また、私は主に休日の昼間がメインでバイトをしていましたが、時には夜までバイトの時もありました。大食堂に食事を運ぶ手伝いをしたこともありました。大きなお盆にかなりの量の食器を乗せて運ばなければならず、落とさないようにかなり神経を使うのでとても疲れます。バイトをした当初はまかないが出たこともありました。残りのおかずとは思えないくらいに美味しい食事でした。しかし、日数が経つにつれて、自分で食事を用意しなければいけなくなり、休み時間も厳しくチェックされるようになりました。トータル的には肉体的にも精神的にもかなりキツいバイトでした。私は生まれて初めてやったバイトでしたが、この仕事は向き不向きがあると思いました。

オバさんたちとの付き合いが大変です

短期で旅館のお手伝いをしたことがあります。配膳はもちろんのこと、売店や部屋のセットなどもしました。その中でも一番大変だったのが、お部屋の清掃です。チェックアウトした後にお部屋の掃除&セットに入るのですが、どこの旅館にもいると思うのですが、パートのオバさん達の手際の速さについていけませんでした。彼女らは本当によく働き、よくしゃべります。休憩もみんなおやつを持ち寄って井戸端会議です。若かった私はなかなかなじめず、休憩中も緊張しました。夕方になると、食事に行かれたお部屋に入ってお布団のセットです。これが本当に肉体労働で、二人一組で布団にシーツをセットするのですが、そのタイミングが合わずに叱られてばかりでした。端っこと端っこをあわせて一気にシーツを布団に入れ込むのです。プロのオバさんは二人でチャチャッと魔法のようにセットするのですが、若い私はモタモタ。スピードがあわないと、シーツがたわんでしまってまたやり直しです。ひと夏の経験でしたが、オバさん達は人類で一番仕事ができるのではないかと思うくらいでした。今では私も立派なオバさんになりましたのが、あの経験は忘れられません。仕事内容としては面白かったですが本当に体力とコツが必要な仕事だなと思いました。

旅館バイトはお客さんに合わせるのが大変です

私が旅館バイトをしてみてまず思ったのが「思っていた通りだったな」ということです。私は自分が旅館などに泊まった時、自分がいないときに布団が敷かれていたり、時間になると食事が用意されたりということを見ていて、なんて至れりつくせりなんだろうと思っていました。そしてそんな事を思っていたので、自分が旅館でバイトをするとなった時には、逆に自分がそれをしなければならないということをすぐに想像しました。そして実際に旅館のバイトをしてみてやはりその想像はその通りで、旅館のバイトの辛いところもそこでした。布団を敷くのもお風呂を掃除するのも食事を用意するのもすべてお客さんに合わせてするので、とても気を使います。いつでもできるわけではないし、終わる時間もしっかりと決まってしまっているからです。間に合わなかったということは許されません。そのほかとしてきつかったこととして旅館は人間関係が濃ゆく、すでに出来上がってしまっている場合が多いということです。その濃ゆい人間関係の中に、よそ者の自分が入って行くというのはとても気を使いましたし苦労もしました。私が旅館バイトをしてつらいなと思ったことで大きなことはこのふたつのことです。