暑い日も寒い日以前に立っているのが大変です

プラカードのバイトは、同じところにずっといて特に作業というものはなく、ただ立っているだけですので、ある意味楽なバイトではないかと思われているのではないでしょうか。しかし、それは間違いです。まず、プラカードを持って立つ場所のほとんどが屋外です。そうなると気になるのが天候です。春や秋の比較的気候がよく、さらに天気も良い日なんていう良い条件の時の方が珍しいぐらいです。だいたいは暑いか寒いか、それでなくても雨が降ったり風が強かったりと、相手は天気なのでどうすることもできません。寒い時は着こんで対処することで少しは何とかなりましたが、私の場合暑い方が辛かったです。これは対策することができないからです。さらに、気候が良くてもただ立っているだけというのも辛いものがあります。1時間程度までなら我慢できますが、それが7時間とか8時間となると、身体も疲れてきますし、精神的にもきいつです。とにかく何もすることがないので、時間が経つのが非常に遅く感じるということもつらい理由かと思います。また、人目にも晒されます。中にはジロジロと覗き込んでくる人もいます。でも無表情でいなければなりません。そういった意味で、きついと感じることもありました。このように、プラカード持ちのバイトも楽ではなく、何もすることがないゆえにむしろ辛い方だと思います。

動けないことが大変です

わたしがはじめて体験したプラカードのアルバイトはショールームの案内でした。十字道路の角に座り高速道路から降りてくる車を対象にプラカードを見せていました。仕事内容自体はただひたすらプラカードを持って車の運転手に対して見えるようにしておくことだったので簡単でしたが、その間動くことはできません。もちろん、トイレや小休憩はありますが必要最低限の休憩なのでリフレッシュできるほどではありません。2月頃の寒い時期におこなったこともあって、ただただ動かずに寒さに耐えることがとてもきつかったです。体を動かして温めることができないという状態が思いのほか厳しいもので、温かい飲み物も用意していなかったのでとりあえず熱が逃げないように持ってきた防寒着を全て着て耐え忍ぶしかありませんでした。途中で雲が出てきて日光も遮られてしまい、どんどん温度は下がりましたが椅子を移動させることはできないので曇りの中冷たい風にずっとさらされていました。人生初のプラカードのアルバイトは一度勤務を開始すると休憩やよほどのことがない限り動くことができない仕事です。そのため、防寒着や温かい飲み物など寒さ対策は事前に用意して万全にしておくべきだということを学びました。

退屈なのが大変です

大学2年の時に、プラカード持ちのバイトをしました。誘導や会場案内のプラカードではなくて、風俗店のPRのためのプラカードです。季節は4月で、指定された場所は都内の駅前でした。やってみて一番きつかったのは、とにかく退屈である、という事です。ただ立っていればいいから楽だろう、と考えていたのですが、ちっとも時間が経過していかないのです。話し相手でもいれば別なのでしょうが、指定された場所には私一人しか立っていませんでしたので、まったくの孤独です。しかも駅前の事で交通量も多く通行の邪魔になるため椅子にも座れず、ただ立っているだけがこれほど辛いものとは思いもしませんでした。勤務時間は夜の7時から11時までの4時間ほどだったのですが、とても長く感じられました。これが会場案内などのプラカードであったらいろいろ通行人から質問されて時間が潰せたのでしょうが、それもありません。音楽プレーヤーで曲を聞く事も禁止されていました。幸いに酔客に絡まれたりする事はなかったのですが、逆にそんなトラブルでもあった方が時間が潰せるのに、とまで考えてしまうほどでした。どんなプラカードを持って何処に立つかでプラカード持ちの仕事のきつさも変わってくると思いますが、足の疲れよりトイレを我慢するのより、なによりも退屈なのが一番きつい仕事でした。