イゾリーナは接客に厳しく大変でした

以前、イタリアン「イゾリーナ」でバイトをしていました。このイタリアンの厳しい所は、銀座で一等地にありそれなりの金額を取っていたので接客に厳しいことでした。そこがきつかったです。当たり前ですが店長は常に厳しく、キッチンにもホールにも罵声を浴びせます。お客様への気配り、ワインの知識(店長は長年のソムリエ)、カフェの精度が求められました。料理はキッチンの方が全てやっていましたが、結構キッチンはキッチンで揉めたりしていました。特に料理長は若い方でしたがプレッシャーも半端無かったと思います。バブルの頃に、非常に良いお客がついて賑わっていたこういうお店も時代と共にちょっと中途半端な位置にあって経営は苦しかったと思います、店長は「バブルの頃は~」「昔は~」とさんざん懐かしがっていましたが、時代にマッチしていない事は明白でした。お客様も満席になることはまずないのですが、それはそれで店長の機嫌も悪く店の雰囲気も暗くなるので良いことは無かったです。確かにワインの勉強にはなりましたし、まかないは素晴らしく美味しかったのでそこは高評価、というよりかなり感謝しています。ただ、「もっとバリバリ接客をしたい」とか「最先端の飲食業界を知りたい」というような方にはちょっと向かないかなと思いました。

かっこよく食事を提供するのが大変でした

イタリアンのバイトでキツい所は食器の持ち方です。喫茶店などではお盆に乗せて持って行く事が出来ますが、イタリアンでは出来る限りお皿をそのままカッコ良く持って食事を提供します。一気に3枚は上手に持って行かなくてはなりません。長いエプロンをした状態で慣れない持ち方で指を大きく拡げたりするのでひっくり返しそうになりました。お皿も重たく、そこに料理が乗っていますので、運ぶ時にはかなりの重さになります。夏場はパスタとサラダとパンが多いのでまだマシですが、冬場になるとサラダに代わってスープになります。スープは液体ですので、シェフが綺麗に入れてはみ出た物を布巾で拭いてくれています。それを無駄にしない為にも少しも揺らさず持って行くのは至難の業です。同じテーブルに3人以上の方が座っていると同時に出さなくてはなりません。その為には一気にお皿を3枚持つ必要があります。お客さんが沢山入った時も同様です。カッコ良く、上品に3枚のお皿を持つのが大変でキツいです。他にも食後のコーヒーのコップはアイスの場合は細長いコップになります。細長いと安定もしにくいので盆を使って運んでも緊張していると震えてしまいます。少し早めに仕事場に入り練習しておくか、手が小さい人は自分なりに対処法を考えておかなくてはなりません。

名前を覚えるのが大変

どんなバイトも、最初は、わからないことばかりですから、覚えるのは大変です。ですが、大体メニューの名前と人気商品は何度か料理をしたり、それを提供していたらわかってくるものです。ところが、イタリアンのバイトというのは、ほとんどの場合、メニューもイタリア語です。ですから、それを覚えるのに苦労します。例えば、ピザやパスタというのがイタリアンではもちろんメインとなりますが、マルゲリータピザくらいなら誰しもトマトとバジルのシンプルベーシックなピザであるということはご存知かもしれません。ですが、マリナーラやビスマルクなどとイタリア語名でピザやパスタの名前を覚えるのは最初の内は大変です。
しかも、見た目も似ているものが多いので、余計に覚えづらいのです。そして、イタリアといえば、ワインもついてきます。そこで、そこそこワインについての知識もイタリアンレストランで働く場合にはわからなければいけないのです。白は基本冷やして飲むもの、赤は常温、どんな時にドライのワインで、どんな時にさっぱりしたワインを出すのかよくお客さんに聞かれるので、数あるワインの知識を身につけるのは、かなりの時間を要したので、キツイ、大変だなと感じました。