やけどに注意です

55年程前に大手スーパー『三徳』グループで弁当屋のバイトをしました。個人で経営している弁当屋と違い、私服にエプロンといった格好ではないので、仕事終了後に全身が油臭くなるということはありませんでした。服装は全身を覆う白い作業着で、マスクもするため、目しか見えないものでした。スタッフ全員が同じ格好なので、休憩時間や仕事終わりなど、誰が誰だかよく分からなかったものです。作業着を脱いだら意外に綺麗な女性でビックリというケースもありました。
作業自体はベルトコンベヤーで流れてくるお弁当の容器に自分が担当するハンバーグや天ぷらなどのお惣菜を順番に入れていくという、比較的簡単な流れ作業でした。しかし、お惣菜によっては出来たてのアツアツのものがあり、特に天ぷらは常にヤケド寸前の状態での作業でしたので、手の皮が赤くなりヒリヒリして大変でした。また、作業場にはフィリピン系の外国人のパートの女性が多く、もちろん良い方もいらっしゃるのですが、中には独りよがりでチームワークを乱す方がいて、統括する社員さんは終始手を焼いていました。作業中は基本的に私語は厳禁ですので、黙々と流れ作業をして、決まった時間になったらクリーンタイムや休憩といった流れでした。流れ作業が好きな方には最適ですが、おしゃべり好きな方や派手好きな方にはキツイ仕事だと思います。

揚げ油の臭いが大変です

弁当屋のバイトではおかずを作るところから盛り付け、片付けまでやりました。毎日だいたいやることは同じで覚えれば難なくこなせる内容でしたが、それでもきついと感じたのは油臭かったからです。おかずは揚げ物中心で、早朝から具材をどんどん油で揚げていきます。家庭料理とは全く違い、一日に何十個も揚げるので天井や壁等至るところに油の臭いが染み付いていました。だからバイトに入った途端に油の臭いがプンプン。おまけにバイト中もたくさん揚げ物を作るので手や髪の毛、衣類等に油の臭いがうつりました。油の臭いはちょっと嗅いでいるだけなら「油臭いな」で済むのですが、弁当屋レベルになると油酔いして気持ち悪くなってきます。鼻の奥に油がつまって抜けないような感じです。でもどんなに気持ち悪くなってもお客さん相手の仕事のためテキパキ作業をこなさなくてはならず、精神的にも肉体的にも辛かったです。弁当屋のバイトで油にまみれている分、私生活では油をみたくなくて粗食中心になりました。たまには油ものが食べないな、みたいなことは一切なかったです。仕事以外で油の臭いは絶対に嗅ぎたくなくなり、揚げ物嫌いになりました。ある意味では食生活が健康的になったと思います。

ひとりで切り盛りする時がが大変です

チェーン店のお弁当屋でアルバイトをしていた時ですが、ランチや夕方のご飯の時間帯以外はお客様がほとんど来店しないので、シフトも自分一人にされることが多々ありました。仕事はレジ応対と中の調理なのですが、一人二人くらいのお客様の来店でしたら5分ほどでお渡しすることが出来るのですが、問題は一度に多くのお客様が来店された時です。ひとり一つくらいのお弁当の注文なら多く来店されても少しお待たせする程度ですが、混雑状況で大量にお弁当を注文されるお客様が来られるととても困ってしまいます。そのような方にはレジでやんわりと次回から事前のご注文をお願いします、と伝えはしますがクレームになっても後から怖いので強く言えないところがあります。レジで注文を聞いて頑張ってキッチンで作っていても、待っているお客様がだんだんとイライラしてくるのが伝わってくるので、とても精神的にテンパってしまいます。店長にヘルプの電話をして手伝ってもらうこともありますが、外回りをしていることもあり、そんな時は自分ひとりで頑張るしかありません。ひとりシフトだとこのような事態が発生することもある、と店長に伝えたこともありますが、改善する様子は見られません。